よい歳の取り方について考えた

雑記

大学OG会で出会った66歳の女性

先日大学のバレーボール部のOG会に行った。
久しぶりに大学時代の仲間に会ったり、
現役の部員や年下のOGとの交流があったりと
なかなかリフレッシュした良い時間を過ごすことが
できた。

参加者は20代~30代前半のOGがほとんどだった中、
その中に60半ばの女性の参加者さんがいた。
話しかけると、なんと1976年卒のOGさん。
御年66歳。

バレーボールのゲームもリベロ(レシーバー)として
フル出場。もちろんボールはソフトバレーボールでは
なく、大学バレーで使用する固い5号球。
滑り込みレシーブや相手からの強烈な
スパイクもどんどん拾いに行っている。

すごい、すごすぎる。
66歳というと両親の年齢とそう変わらない。
うちの両親があんなことやこんなこと、できるか?
いや、できない…。

休憩時間も積極的に若者の輪に入って行って、
一緒に話をし、メンバーの良かったプレーをさりげなく
褒めている。アラフォーの私は若干若いメンバーの輪に
入りづらかったのだが、その方がいてくれたおかげで
若者と話をすることができた。

後で話を聞くと、大学でスポーツ科学を専攻した後、
大学で研究を続け、今も大学の体育科教授として勤務してらっしゃるそうだ。

大学の体育会部活動で大切なことについて、
後ほど現役部員に話されているのを聞いた。
今の現役はなかなか試合でも勝てず、
苦しい時を迎えているようだった。

そんな現役に、その女性はこう言った。

「大学の部活動で大切なことは、
点数や勝利などの結果にこだわることよりも、
仲間と夢中になって一生懸命目標に向かう
過程の方だと私は思っています。」

まさに教育者だなあと思う一言。
現役の大学生たちはひたむきで
目の前のボールを追うことに一生懸命で
すごくキラキラしてた。
自分にもあんな時期があったんだ。

卒業してから15年超、私は死んだ魚のような眼を
しながら働いているときもある…。そう思うと
なんだか恥ずかしくなった。

私もただOG会を楽しむだけではなくて、
この女性のように少しでも誰かに貢献できるような
先輩になりたいなあと思った。

それと、66歳でバレーは厳しいかもしれないけど、
50代くらいまでは大学のOG会に行って
現役と一緒にバレーできたらいいなあ、という夢ができた。

よい歳の取り方って何だろう

アラフォーになってよく思うのが上記の
「よい歳の取り方」だ。
年々生きづらく感じるのはどうしてなのだろうか。
歳を重ねるほど人間成長していくとは限らない。
頑固になったり、融通が利かなく
なっているんじゃないかとか
人の話を聞かなくなっているんじゃないか
とか、心配だ。

思い悩む日々だが、今回の女性や現役部員との
触れ合いの中でやはり職場以外で人との接点を持つことは必須だなと思った。
また日々の暮らしの中で、自分が楽しいと思うことをするというよりは、自分が今やっていることを楽しむマインドを持ちたいと思った。

次回のOG会で、現役部員の大学生に
素敵な大人だと思ってもらえるように
日々を一生懸命重ねていきたいな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました